長年傾聴研修をおこなってきてわかったことは、知識の習得と技術のトレーニングだけでは本当によい聴き手は育たないということです。

学習や練習は大切です。

しかしその土台となっている物は、その知識と技術をつかう「人」なのです。

つかう人そのものの心のエネルギーが高いことが最も大切なことです。

たとえばつかれている時や心配ごとがあるときほど話は聞きにくくなります。

このような状態は心のエネルギーが低い状態で残念ながら習得したはずの知識や技術もほとんど役にたちません。

知識と技術の向上は心のエネルギーの高さの上に役立つように出来ています。

逆をいえば、心のエネルギーの高さを維持しながら学習と練習を積み重ねることでちゃんと聴けるようになるとも言えます。

岩松正史 拝